たかまるブログ

自分の思考整理用。

勝ちグセの付け方

上司から「一年目では勝ちグセをつけろ」と言われたが、一年通してついたのは負け癖だった。
先日そんな自分から「勝ちグセをつけてほしい」と自然に漏れていたのだ。
OJTをしている後輩の振り返りをしていたときのことである。
これ自体にも驚いたが、もっと驚いたのはその後。「勝ちグセをつけるメカニズム」を偉そう語っていた。
お前何様だよ!そこまでわかってんなら自分でやれよ!と思いつつも備忘も含めて今の考えをまとめておく。
※あくまで自分の考え方なので、正解ではない。


■そもそも勝ちグセとはなにか
勝ちグセとは「成功の好循環」だと今では考えている。勝ち(成功・成果)を体験することで、自信がつき、いい意味で欲張りになるのだ。一方、負け(失敗)と一度認識してしまうと自信がなくなったり、自分の中でできない理由を探してしまったりする。
※どの時点で勝ち負けを判断するかは一旦置いておく。
つまり、【勝ち→自信・実力→新たなチャレンジ→勝ち→さらなる自信・実力→さらなるチャレンジ・・・】といったループが勝ちグセなんだと思う。


■なぜ勝ちグセをつけることが重要なのか
一番のメリットは「あいつできるじゃん」という印象を周りに与えることができることだろう。一見そんなに重要なことに見えないが、そんなことはない。めちゃめちゃ重要である。
一回このループに入れば、自然とストレッチした仕事が降ってくるようになる。
「あいつできるじゃん」と思った誰かが、あなたに「新たなチャレンジ」を持ってきてくれるのだ。人は期待値で仕事を任せる。
そうなればもう成功の無限ループだ。
もちろんそんな無限ループに簡単に入ることはできない。だだ自転車と一緒で、最初の一漕ぎ二漕ぎは大変だが、一度勢いづいてしまえばその後は楽である。


■勝ちグセの付け方
言葉で言うことは至極簡単で「誰よりも早く一歩目を出し続けること」である。
最速で成果をあげるなら、最速で質を上げる必要がある。
そのために一番大事なのが、「誰よりも早く一歩目を出し続けること」なのだと思う。
ファーストペンギンなんてよく呼ばれているが、ペンギンと違い失敗したって死ぬことはない。むしろ失敗すらメリットになりうる。
「誰よりも早く一歩目を出し続けること」で、結果はどうであれ、「誰よりも質の高い二歩目を出せる」ようになるのだ。
繰り返すが、大事なのは「一回目で成功させること」ではなく、「最短で成功させること」だ。
それを考えた時に、大事なのは成功させるために考える材料を集めること。
その材料の量と質を上げるために、「誰よりも早く一歩目を出し続けること」がやはり重要だ。
初めてチャレンジした人は一番注目が集まるので、2番め以降にチャレンジした人がもらえるフィードバックに比べて圧倒的に多くのフィードバック(考える材料)を手に入れることができる。
さらに、2番め以降のチャレンジャーから相談を受けることになるので、色んなケース(考える材料)を疑似体験することもできる。
そうして更に質の良い次手を打つことで誰よりも早く成果に結びつけることができるのだ。


■まとめ
もちろん、材料をもとに振り返りができている前提だし、「出し続けること」が重要なので、一旦そこに安住してしまうとどこかでそのサイクルは切れてしまう。
なかなかにハードではあるが、失敗は捉えようによっては通過点でしかなく、もっとラフに一歩目を踏み出せると良いのかもしれない。
自戒の念も込めて。